2.医療事務の具体的な仕事内容とは?

 

みなさんのほとんどは、病気やケガで病院・診療所にお世話になったことがあると思いますが、これらの医療機関は医師や看護師だけではなく、医療事務のスタッフがいなければ成り立ちません。

 

ということで、ここでは、その理由と医療事務の具体的な仕事内容について紹介します。

 

 

一般的な「診療の流れ」

 

 

(1)受付・問診
(2)診察・処置
(3)計算・会計
(4)薬局

 

この中で、医療事務は(1)と(3)の業務を任されています。特に(3)の計算・会計は国が定めた診療報酬の専門知識が必要です。

 

これは医療機関の収入に関わるお仕事ですので、医師や看護師ではなく、専門の知識を学んだ医療事務員が必要不可欠です。収入は院内の設備や従業員のお給料になるので、他スタッフより数字に厳しい立場でいなければいけません。

 

また、上記の他にも患者さまの案内やカルテ管理、レセプト作成など数多くあります。ということで、具体的な仕事内容について見ていきましょう。

 

医療事務のお仕事は多岐にわたります

 

医療事務の具体的な仕事内容

 

【1】受付業務

患者さまが医師の診察を受ける前の受付業務です。受付で症状や具体的な治療内容の要望を聞くなど問診をとる場合もあります。また、ここは医療機関のイメージを決める重要なポジションのため、他よりも接遇マナーにも気を付ける必要があります。

 

【2】患者さまの案内

患者さまの診療がスムーズにいくように案内する業務です。例えば、診察や検査、処置などがあるとき、どの順番で行ったらいいか案内したり、待合室で待てないほど体調の悪い患者さまがいることに気づいたら声をかけて、別の部屋へ案内したりするなど、常に院内の全体を把握しておく必要があります。

 

【3】会計業務

医師がおこなった患者さまの診察内容をもとに、治療費を計算・請求する業務です。お金に関わる業務なので、間違いは許されません。またカルテの記載もれによる未請求がおきないために、事務員も医療用語や基礎医学などを知っておいたほうがいいでしょう。その他、診療報酬は2年に1度変更になるため、日々の勉強が必要です。

 

【4】カルテ管理

患者さまの診療内容が記載されているカルテ(診療録)を管理する業務です。患者さまが来院されたら、すみやかにカルテを医師や看護師のもとへ持っていったり、会計業務が終了した後に、カルテをもとの場所へ戻したりします。簡単な業務にみえますが、個人情報を管理する業務のため、取扱は厳重に行わなければいけません。

 

【5】診療報酬請求業務(レセプト)

1か月の患者さまの診療内容をレセプトで国保連合会や支払基金へ請求する業務です。診療行為に対して病名がきちんとつけられているか、また請求漏れがないかなど細かくチェックする必要があります。レセプトは月末から月初にかけて作成するので、この期間は残業になる場合もあります。

 

【6】秘書業務

医師や看護師のスケジュールを管理する業務です。例えば、医師や看護師の不在の日があれば患者さまにお知らせするために院内に掲示したり、また従業員も周知できるよう情報を各部署に発信したりする役割があります。その他、入院施設や救急の医療機関であれば、医師の当直業務も発生するので、そのシフトを作成したりなど業務は多くあります。

 

以上、医療事務の具体的な仕事内容についてお伝えしましたが、いかがでしたか?

 

医療事務の業務内容は幅広くあり、日々勉強が必要ですが、その分やりがいもあります。あなたも医療現場のチームの一員になれるよう応援しています。